FLYWHEEL に入社して 4 ヶ月が経ち、採用面接や面談をする機会も増えてきました。そんな中、ある候補者から「なぜ FLYWHEEL に入ろうと思ったのか」と質問されました。秘密にしなければならない内容ではないし、僕自身が忘れないためにも改めて考えをまとめて書き残しておこうと思います。
小さなチーム、大きなデータ
転職活動を始めたとき、これまでの Web アプリケーションエンジニアとしてのキャリアを肥やしにしつつも、次はデータサイエンスを仕事にしようと決めました。1
そういう仕事をするのであれば、触れるデータは大きければ大きいほど、そして多様であるほど魅力的です。大企業に入れば大きなデータがあるかも知れませんが、アクセス権を得るために重厚な申請が必要だったり、データサイエンスとは名ばかりの Excel いじるだけの仕事だったり、あるいは縦割り組織が邪魔をしてそもそもデータに触れなかったりすることもあるようです。
その点 FLYWHEEL は創業間もないスタートアップにも関わらず、複数の東証一部上場企業のデータへのアクセス権を持っていたりします。もちろんなんでもできるという訳ではないけれど、スタートアップ的な動きやすさと裁量の大きさが信じられないレベルで両立していると感じました。
またデータを分析するだけでなく、企業の中からデータをかき集めて綺麗にし、それを分析した上でアプリケーションとしてクライアントのサービスに組み込むところまで一気通貫して行っているのも魅力でした。幅広いフェーズに関われれば学ぶことも多いし、これまでの Web アプリケーション開発の経験を活かして貢献することもできるはずです。
強くてニューゲーム
企業情報のページを見れば分かりますが、 FLYWHEEL は創業者がめちゃくちゃ強いです。
前職の Increments は若者が情熱で作った系のスタートアップで、それはそれで面白さがありましたが、その一方で付き合いのあった同様のスタートアップが後発の大人に圧倒されていく様を見て勝手に悔しく思っていたのと同時に、次に身を置くのであれば強い創業者がいる会社にしようと考えるようになりました。なので創業者が誰かというのはとても重要で、そしてこの点に関して FLYWHEEL 以上の会社はそうそう見つからないのではないかと思います。
この二人のもとに集ったメンバーもまた大きな魅力でした。入社前に複数のエンジニアと話をする機会があり、単純にこの人たちと一緒に仕事をするのは楽しそうだと思ったのでした。
信頼の連鎖
そして、そもそも僕が FLYWHEEL の存在を知ったきっかけでもあるのですが、大学時代の友人が働いていたこともとても大きな要因でした。信頼できる友人から社内の様子を聞き、そして実際本人が楽しそうに仕事している様子を見て、僕もこの船に乗ろうと決めました。
おわりに
ここに書いた点については、概ね入社前後でギャップはありませんでした。なので少なくとも最初の二点に共感できる人であれば FLYWHEEL は合っているのではないかと思いますし、僕のことを個人的に知っている人であれば三点目も適用されることでしょう。
入社前に会社が目指している世界観を説明してもらう機会がありました。残念ながら僕が詳しくない複数の業界を横断した話だったので、なるほどよく分からん、という感じだったけれど、とても大きな絵を描いていることは伝わってきたし、このチームだからこそ目指せる世界だと思って、とてもワクワクしたことを覚えています。
何やってるのか見えないと言われがちな FLYWHEEL ですが(これは重大な課題なのだけど)、興味がある方は話だけでも聞きに来てみてはいかがでしょうか。
- Web 開発を主軸としないことにした理由そのものは今回の意思決定とは関係ないので詳細は割愛しますが、端的にいうと「ビギナーズラックが効きすぎることに嫌気が差してきた」ためです。↩